《瑚堂学園 中庭》
瑚堂学園の中庭にはベンチと椅子が並べられ、昼休みにはそこで昼食をとった男子生徒達がキャッチボールをする様子が見られることがある。
今日は昨日の雨の影響かそのような姿は見られず、代わりにそこには一人の男子生徒の姿があった。
椅子に座り、背筋を伸ばしているその少年。その周りには数羽の鳥がおり、しかも一羽は彼の腿の上にいる状態だ。その鳥を飼っているというわけではなく、自然と鳥達が寄っているのだ。
しかしそんなことを気にする素振りもなく、彼は静かに目を閉じている。少年は置物のように微動だにしない。しかし、呼吸で上下する胸と微かに動く瞼で彼はちゃんと生きているのだと判る。
つまり、それさえなければ死人のようだということ。
瑚堂学園の中庭にはベンチと椅子が並べられ、昼休みにはそこで昼食をとった男子生徒達がキャッチボールをする様子が見られることがある。
今日は昨日の雨の影響かそのような姿は見られず、代わりにそこには一人の男子生徒の姿があった。
椅子に座り、背筋を伸ばしているその少年。その周りには数羽の鳥がおり、しかも一羽は彼の腿の上にいる状態だ。その鳥を飼っているというわけではなく、自然と鳥達が寄っているのだ。
しかしそんなことを気にする素振りもなく、彼は静かに目を閉じている。少年は置物のように微動だにしない。しかし、呼吸で上下する胸と微かに動く瞼で彼はちゃんと生きているのだと判る。
つまり、それさえなければ死人のようだということ。


