「あのさ、ゴトウ」
「ん、何だ?」
「ゴトウが瑚堂学園を出た理由って、僕に説明をするため、でいいんだっけ」
「それに至るまでには色々あったが、まあそうなるな。でもまあお前のせいだとな何とか言うつもりはねぇよ。てか俺が言うとでも思ってんのか?だとしたら泣くぞ、俺は。これは、俺の責任だ」
「…………言ってたら殴ったかもね。あのことに対して責任なんて言われるのは、理不尽だしさ」
それは揺るぎない本心だった。裕晶はゴトウとの距離を図りかねているが、それでも根本は変わらない。もしゴトウが裕晶のいう理不尽なことを言ったとしたら、彼は少しは痛い目に遭っただろう。
だが、若干の負い目は残る。裕晶は関係者の一人に数えられる。となればここは、積極的に協力するべきか。


