男子高校生と男子高校生もどき


受動的になるのはこの際仕方がない。それは裕晶も理解している。


ただ、ゴトウが自分に接してこないことに不満を覚える自分を嫌に思うだけだ。


「裕晶君は、あんな風に考える自分を否定されたいんだろうが、俺には無理だな。

俺のアドバイスだが――そういう時は、仕方がないって割り切りゃあいいんじゃねぇか?何も無理して分別つける必要はないだろ。裕晶君は、ほら、こういったことには慣れてないんだから、いっそ気楽にした方がいいんだ」


水城の言葉は、裕晶の望んでいたものではなかった。初めてのことにどう向き合えばいいのか判らなかった裕晶は、ただ罰を求めていた。自身の負の面を否定して欲しかった。


道を切り開いてほしいと思いつつ、自分が望む言葉を言ってほしかった。水城のアドバイスを聞いて、そのことを改めて理解した裕晶は、一層落ち込んだ。自分がどうしようもない駄目な存在だと、ネガティブに考え始めた。