ナナメ45゜、キミとkiss。~夜も昼も放課後も~【短編.完】

「うれし?」

「あ、いやその……」


馬鹿馬鹿!何馬鹿正直に応えてんの!恥ずかしい!


けど、言ってしまったものはどうする事も出来ず。


「乃々華、うれし、の続きは?」

「そ、それは……」


うぅ。どうしよう。

しどろもどろになりながら真剣に悩んでいると。


「どうしよ。俺が嬉しいかも」


不意に頭上から嬉しそうな声が落ちてきた。


「……へ?」

顔を上げると、声色と同様、頬を綻ばせた統真くんが照れくさそうに顔を背けていて。


「統真くん、どういう意味?」

「……さぁ。秘密」

「え、何それ。意味分かんないよ」

「いいんだよ。まだ分かんなくて」


くしゃり、私の頭を撫でる統真くんに疑問符しか浮かばない私。