ナナメ45゜、キミとkiss。~夜も昼も放課後も~【短編.完】

「乃々華。ちょっとこっち来いよ」

「……純也?」


急に真剣な声色になった純也に顔を上げると、純也の顔を見る前に手を引かれ、体育館の出入り口付近に連れて行かれた。


「あそこで話してると邪魔になんだろ」


……あ、そういう事。

確かにコートのど真ん中で話し込んでたら邪魔になる。

そういうとこちゃんとしてるよね、純也って。

うんうんと感心していると、私の腕を掴んでいる純也の手の力が急に強くなった。


「純也。痛いよ」


振り払おうとしてもガッチリ固定されててなかなか離れず。


「純也!怒るよ!」

「乃々華」

「……っ」