「……分かった……。」 「おお!!」 「……ただし、家凄く汚いから30分だけ待ってて!」 「オッケー!」 そう言って教室を出た瞬間、私は全速力で走り出した。 志木はホームルームが終わったらすぐに教室を出ていっていたから、きっともう家にいる。 志木に奏たちが帰るまで外で待っててもらって、志木に関するすべてのものを志木の部屋に詰めこむ。 それで「この部屋は叔母さんの仕事部屋だから」みたいなことを言えば、ごまかせる!!