あぁ、あぁ。と思いながらプリントを拾うために歩き出す。
北條くんだから、許しましょう。
謝罪の言葉は聞こえないけど、許しましょう。
北條くんだから、許しましょう。
「あーあ」
なんて溜め息混じりに呟きながらしゃがむ。
プリントを手にとって、立ち上がろうとしたとき。
突然、視界が暗くなった。
え、日が暮れた?こんな突然?そんなバカな。
一瞬で日が暮れるってどんなマジックだよ。イリュージョン?それとも魔法?
不思議に思って、立ち上がって振り返る。
「───え?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…