親友のありがたき一言に、ぱあぁぁっと光が差した気がした。我ながら単純だと思うけど。
「なら……っ!」
「でも、彼氏とデートだから手伝えないよ?ほんとは待ち合わせの駅まで一緒に帰ろうと思っただけだから」
……光、途絶えました。
憎いよ、私は憎いよ。容姿端麗、頭脳明晰、女の中の女!みたいな我が親友が憎いよ!
そうさ、嫉妬さ!憧れさ!
だって私は、チビで頭も顔も普通で、その挙げ句にこんな性格で…。
「うわぁぁぁぁん」
「……じゃーね、澄香」
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