すると目の前には、さっき横目で見ていた練習着。

顔をあげると…不機嫌そうな北條くんの顔。





え、え、なんて思ってると北條くんの両手が伸びてきて…


とっさに殴られる!と思った私は目をつぶった。






「…~~っ」





だけど、いつまでたっても頬には痛みを感じなくて。


あれ、私…殴られない?いや、殴られるようなことをした記憶は無いんだけどさ。





恐る恐る目を開けると





「…………なななななっ!!」






私の顔を覗きこむ北條くんと目があった。