【短】kiss♡クールなキャプテン×マネージャー

翌日の為に早めにミーティングを済ませ、20時には自由時間になる。



アイドル行雲は、うちのエースの先輩と二人で近くに見つけたストバスのコートに外出し、一年でベンチ入りの二人は、もう一度試合の映像を見ている。



部員で副主将の兄貴は体力チャージの為と一眠りに部屋へ行き、秀は顧問の先生と話していたが、それを済ませ、こちらへ来る。



「由貴、外の空気を吸いに行く。少しだけ、付き合ってくれないか?」



「………いいけど、珍しかね。まーいっか!私もそんな気分やし。」



188センチのすらりと伸びた長身を見上げて、悪戯に笑うと、少し困ったように頭をかく、美しい色男。



何も言わずに歩き出した秀の後を、私は少し笑いながらついて行く。