俺が燐龍のトップになりたての頃事件は起きた 燐龍は代々姫を作って来なかった ちなみに姫とは族全体で守る幹部やトップの彼女の事つまり籠姫 そんな奴が俺の代でできた はっきり言ってそんなの要らないし寧ろ弱みに過ぎない 彼女作るくらいなら辞めた方がいいって思ってた でも人の感情ほど単純な物は無いと知った ある日久々に来た教室で見た女の子 佐久間 綾ーさくまあやー 茶髪のストレートを二つ結びにして飾りっ気がなく純粋まさにそんな子だった そんな彼女に俺は惹かれた