アタシは2階にある自分の部屋に入る。
自分の部屋と言っても妹との2人部屋で、
「あ、帰ってきた」
狭い部屋が余計狭く感じる。
「1人で快適だったのに」
と嫌味を言う妹をシカトして、
アタシは白猫のキャリーバッグに服や化粧品を詰め込んでいく。
「どっか行くの?」
読んでいたアタシのマンガから視線を上げた妹。
「夏休みの間、住み込みのバイトするから」
「ふーん」
興味ないって顔で聞いたくせに親には必ず報告するのが正直ウザいけど、こういう時はたすかる。
「リスカの次は、家出でもするかと思った」
カンが鋭いのはムカつくけど。
自分の部屋と言っても妹との2人部屋で、
「あ、帰ってきた」
狭い部屋が余計狭く感じる。
「1人で快適だったのに」
と嫌味を言う妹をシカトして、
アタシは白猫のキャリーバッグに服や化粧品を詰め込んでいく。
「どっか行くの?」
読んでいたアタシのマンガから視線を上げた妹。
「夏休みの間、住み込みのバイトするから」
「ふーん」
興味ないって顔で聞いたくせに親には必ず報告するのが正直ウザいけど、こういう時はたすかる。
「リスカの次は、家出でもするかと思った」
カンが鋭いのはムカつくけど。

