「お疲れ様~今大丈夫??」 「あ……はい、大丈夫です」 ちらっと真二の方を見ると、男の人はいくつになっても好きなのか、テレビに接続された最新ゲーム機で何やら闘っているらしい。 「あのね、初めてだと思うんだけど、忙しい俳優さんの場合予約が入る事があるの」 「そうなんですか」 「そう、それでね。来週の火曜日なんだけど……」 私の生理日を見越しているんだろう。 「一日空けておいて欲しいんだけど……」