そんなミカドの瞳が少しだけ翳ったのに……私が気付いたのは偶然だろうか? ベリーコーポレーションは業界でも厳しい会社。 だからこそ、いいドラマとか、CMとかの話が舞い込んで来る。 ミカドさん……。 「ひょっとして……好きな人がいたりする?」 思わず口にしてしまった私に…… 「お前には関係なくね?」 図星だったのか、怖い、怖い表情で睨みつけられてしまった。