私と真二がいるのは銀行の窓口。 「全額ここにお願いします!!」 私の真剣な表情と、その1360万円という大金全てを送金しようとしている事実にさすがの事務員さんも一瞬顔を強張らせた。 【京一郎君を救う会】 それが送金先。 たまたま先週テレビで見た。とある家族の悲痛な叫び。 「あと1500万円足りないんです」 「早く集めてアメリカに行かないと、助からないんです」 それを見た瞬間に心は決まってた。 このタイミングで私がこのお金を持っていた事。 運命だって思ったんだ。