正々堂々としていて欲しかった。 憧れた私が言える立場じゃないけれど、真二を好きになった事。 それは知名度でも、財力でもないって……心から思うから。 お互い様とはいえまだ明日も明後日も誰かに抱かれる私でも、ちゃんと見ていてくれる人。 「なぁ……なんで俺達はこんな汚い世界にこだわってるんだろうな?」 本当に……そうだね。