年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符





「えっ??」



戸惑う真二に、初めて私から体を寄せる。



「確かめたいの」



自分から体を差し出す日が来るなんて思わなかった。



だけど、彼女として……その腕に抱かれたかった。



「お願い……」



もう、次の言葉は発せなかった。



これまでで一番長い間離れていた私達。



その、時間を埋めるように……キスを重ねた。