張り裂けそうな胸の痛み。 思い切って声を上げたら良かった? 頭の何処かで働くベリギャルとしての自分がそれを制す。 ベッドに倒れこむと自分の腕が目に入った。 いつの間にか……随分と細くなった腕。 豪華な大きなベッドに不釣合いな、情けない自分。 そういえば、最近ろくに食べてない……そんな事を思いながら、襲ってきた気だるい疲れに身を任せ目を閉じる。 もう、このまま目覚めなければ……そしたらどれだけ幸せだろう。 そんな事を考えてしまう程、私の心はこの生活で衰弱してしまっていた。