「……お疲れ様」 「元気ないじゃん?」 男と女では疲れ方が違うのか。それとも、雄也が体力抜群なのか。 まるで今寝起きみたいな雄也が少し羨ましい。 「あ、ちょっと隠れてて」 「えっ……うん!!」 言われるままにしゃがみこむと、雄也は1階に向かって手をブンブンと振りまくる。 「お見送りもサービスの一環♪」 無邪気に笑う雄也を見ていると、ベリギャルとしての私はとことん失格なんだな……なんて思ってしまった。