「また……来るから」 「うん、待ってる」 にこっと爽やかな笑顔を残すと仕事に戻って行く真二。 はぁ……。 一度気付いてしまった恋心は、一気に加速して行く。 好きじゃない人に抱かれる事に、こんなに嫌悪感を覚えるぐらいなら……いっその事。 契約が切れるまで、この気持ちに気付かなければ良かったのに。