ひょっとして!? ドキドキと胸が高鳴る。 この際ムラハルの相手じゃなくてもいい。 仕事の誘いとか……期待しちゃうよ。 「ここじゃ何なので場所変えましょう」 慌てて後をついていくとそこは、事務所を出てすぐにある高級ホテル。 その中に入ると人目に付かない静かなラウンジへ案内され、座るように促される。 だけど……緊張で固まっている私に専務さんが口にしたのは……思いもよらない言葉だった。