年俸1360万円!?~私が手にしたデビューの切符




ひょっとして!?



ドキドキと胸が高鳴る。



この際ムラハルの相手じゃなくてもいい。



仕事の誘いとか……期待しちゃうよ。



「ここじゃ何なので場所変えましょう」



慌てて後をついていくとそこは、事務所を出てすぐにある高級ホテル。



その中に入ると人目に付かない静かなラウンジへ案内され、座るように促される。



だけど……緊張で固まっている私に専務さんが口にしたのは……思いもよらない言葉だった。