こんなに辛いのに、別れようって思わないのはなんでだろう。 嫌いになれれば楽なのに。 煮詰まってきた煮物を味見。 あ、おいしい。 ご飯できたし……お風呂入っちゃおうかな。 奴の会社から30分。 いける。 急いでパジャマとバスタオルを持ってお風呂場に。 案外ゆったり入れて、出たときぴったり、奴が来た。 「ただいま」 「おかえり」 ちゃんと笑えてるだろうか。 「すっげーいいにおいする」 腹減った~、なんていいながらダイニングに直行の奴になんだか脱力する。