ぶつけた腰を擦りながらベッド脇に散らばった服を集め、身に付ける。 「ふぁーぁ……ねっむい」 あ、そっか。 このベッド、前のベッドより高いから足届かなかったんだな。 気をつけなきゃ。 「ふぅ、おはようございます」 自分に挨拶。 「おはよーございまーす」 自分に挨拶したつもりなのに返事がきた。 ……まだ寝ぼけてる響。 「服着たら?」 素っ裸で伸びてる響の近くに散らばってた服を置いてリビングに向かう。 「舞依さん冷たぁーい」