―翌日。 「好きです!付き合ってください!」 中庭にて、俺は告白されていた。 (またかよ…今月で何人目だ?) 覚えてる限りで10人は越えているような。 「あー…えっと、」 まあどうせ断るんだけど。 (ごめんね。彼女いるから) こう言えば、大抵は引き下がる。 だから今回もそう言おう、としたのだが―