「…つまんねえの」 「いいからっ!早く席戻って!あと」 「あと?」 「裏の顔は、あんまり出さないようにして…」 真っ赤なまま、栞がいる。 「ふはっ」 「ま、また笑った!」 「お前が可愛くて、な」 「~っ!もう、席戻る!」 栞はスタスタと若干顔を隠して席に戻っていく。 …やっぱり、可愛いやつ。