「…っずっと、ずっとスキだったの!一年のときからずっと!先輩に見て貰いたくて可愛くなったのに…っ。あたし、浮かれてた…。先輩があたしをスキになってくれたと思って浮かれてたの…。
化粧もしなくなったし、髪の毛もグシャグシャだし、肌もガサガサだし、女子力なんてこれっぽっちもない芋女になっちゃった…。先輩に見放されて、当然だよ…。」
「ま、それだけの男だったってことじゃない?」
「…先輩じゃなくたってこんな女の子らしさの欠片もないやつ、スキになるわけないよ。」
「ふーん。」
沈むあたしを冷たくあしらう涼馬。自分から聞いてきた癖に、と少しカチンとキタが、今は傍に居てくれるだけで嬉しいから涼馬の冷たさに何も言わなかった。
しかし興味なさげだと思ったはずの涼馬に、よく分からない優しさを見せられてポカンとする。
「ならその不細工なアンタを好きすぎてずっと嫉妬してたやつを教えてあげようか?」
ソッと涙を掬われた。

