髪の毛は、規定通りに後ろで1つに結い、制服は、きっちりボタンを留めて、スカートは膝が見えるか見えないか。



眼鏡をかけた私は、漫画から出てきたみたいな、地味な女の子。



大人しい性格と、見た目も手伝い、クラス委員長を押し付けられてしまいました。



そんな不運な私の癒しは、放課後の、誰もいない教室で、一時間だけ読書をすることなのデス。



でも、7月の中頃、そんな私の癒しの時間は、意図も簡単に崩れ去っていきます…。