甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

「……俺が護るから」


耳元で囁かれたその言葉は、確固たる決意を秘めていて。

ギュッと心臓が伸縮した。


「女子には何もさせない。何も言わせない」

「………」

「だから俺の傍にいろよ」

「……っ」

「絶対傷付けねぇから」

「相馬くん……」



……違う。違うの。

私は苛められるのが怖いんじゃない。

ただ“自信”が無かっただけ。


――でも、もう大丈夫。


「……うん。相馬くんの傍にいる」


相馬くんが傍にいてくれるなら。

相馬くんが私の事を好きだと言ってくれるのなら。


私は周囲の目なんか気にしない。

ずっとずっと相馬くんの傍にいる。