甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

う、そ……お姫様抱っこ?


相馬くんの行動に目を見開く私。

驚き過ぎて涙が引っ込んだ。


「相馬く……」

「相馬、お前何でももちんの事呼び捨てにしてんだよ!」

「……っ」


そうだ。私、今体育館にいたんだった。


相馬くんの登場ですっかり今までの事を忘れてしまっていた私。


三木くんの後方を見れば、バスケ部員達が驚愕の表情で私達を見ていた。

女子部員達は「いやー!」と絶叫している。


ど、どうしよう……!

こんな所見られたら誤魔化しようが……


「相馬、聞いてんのかよ!」

「ウルサイな。自分の彼女呼び捨てにして何が悪いんだよ」


えっ!?


「なっ!?」


相馬くんの驚愕発言に三木くんだけじゃなく私も驚きの声を上げた。