甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

「あーもう!分かった!分かったよ!皆で行けばいいんだろ!」


半ばヤケクソの様にそう叫ぶ三木くん。


三木くんには悪いけど、二人で買い出しじゃなくて良かった。


相馬くんとも買い物しに行った事ないのに、三木くんとだなんて……


「舞に褒められるな、俺」

「……っ、友喜くん……」


ボソッと呟いた友喜くんを見上げると、友喜くんのしてやったり顔が目に入って。


……もしかしてわざと?


「あんま新にヤキモチ妬かせるなよ」

「……っ!」


や、やっぱり舞ちゃんに聞いたんだ。


「友喜くん、ありがとう!」

「どーいたしまして」


じゃあな、と友喜くんは私の肩にポンッと手を置いて体育館から出て行った。