甘くて可愛い彼のヤキモチ 【短編.完】

「暴力反対!」

「うっさい。さっさと部活に行きやがれ」

「言われなくても行くしー。ももちん一緒に行こー」

「えっ?」


グイッと三木くんに腕を引っ張られ、右に傾く体。

だけどすぐに元の位置に戻る。


「ももはやらん。一人で行きやがれ」


舞ちゃんに三木くんが引っ張った腕とは逆の腕を引っ張られたから。

なぜか二人に腕を引っ張られている私。

けど、舞ちゃんが三木くんに負ける訳がなく。


「ももちん後でねー!茅野!友喜に言い付けてやるからな!」


三木くんは何とも情けない捨て台詞を吐いて教室から出て行った。