【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


「おい!有村!」

「はっ、はい!織田信長です!」

「ボーッとするな!1709年だ!ちがう!それじゃない!」


日本史の先生は怒ったような口調でそう言うと私を指差した。


「私?」

「違う隣。」


先生は柴崎くんを指差していた。

柴崎くんを見ていると顔が真っ青になっていた。