せっかく、恋歌が誘ってくれたけど………………… 「ごめん、恋歌。私、興味ない。」 悪いとは思うんだ。 でも、本当に興味が全くない。 行っても暇なだけ。 普通なら、こんなこと言えばみんな離れていくけれど、恋歌は違う。 「それでも良いからっ!!行こっ、ね?」 私の腕を弱い力で引っ張る。 恋歌は私がどんな態度をとっても、私を見捨てない。 だから、恋歌だけは信用できるんだ。 「わかったよ、一緒に行ってあげる。」