俺にムカついたのか、嘩琳はさらにお怒りの様子。


「あー、もう。とにかくキスはその好きな奴としてよね!あと、もう私に関わんないで!」


嘩琳は俺を睨みつけて、立ち去ろうとした。


「待て。」

「離しなさいよ。関わんないでって言ったでしょ?」

「それは無理だな」

「はぁ!?」


俺は、もう止められなかった。
どうせなら、言っちまおう。


「俺が、お前が好きだって言ったら?」


嘩琳は驚いたような顔をする。


「俺と付き合え。」

「は?意味わかんないし。なんで、私が好きでもないア ンタと付き合わなきゃなんないわけ?」

「お前が好きだって言ったろ?」


付き合えって言ってもわからないなんて。


「なら、条件があるんだけど。」


突然、嘩琳は条件を出してきた。
付き合うのに条件なんか必要か?