大人っぽい声だったが、何故か直ぐに例の人物の声だと分かった。 「ぁ…俺、あなたが前に通ってた学校に転校してきた佐々木颯なんですけど…」 『…前の学校の…。…何か用ですか?』 急に、口調が強くなった。 「…その…梨奈にあなたに会ってきてほしいと言われて…」 『梨奈に…?…ん…まあ、いいわ。…ちょっと待ってて』 暫くした後、ドアが開いた。 ドアを両手で押して警戒したようにこっちを見る、一人の女子が立っていた。 「…突然すいません」 「……細かい事は中で教えて」