梨奈は気分を入れ換えるように、手をパチンと叩いた。 梨真がそれに頷いて鍵を開ける。 「委員長も入ってー」 さっきの嫌がっていたのが嘘のように、梨奈はニコニコしながら言った。 「…お邪魔します」 委員長も大して気にしていないみたいで、頭を下げてから家へ入った。 「…この土日で美希ちゃんに関わるいろんな人に連絡してみたんだけど…皆、ダメそうだった」 廊下を歩きながら、梨真が喋り始めた。 部屋に着くまで、待ちきれないみたいだ。