ぼやける視界を気にせずに廊下を無我夢中で走った。 ついた先は図書室で。 ここにはわたしの安心出来る“日向のような存在”がいる。 「氷那朶!もう……ムリだよ…」 「ほら、おいで」 ちょうど日向が当たる場所で、ひなたぼっこをしながら読書をしていた一人の男子に頭突きまがいな突進をした。 「汐莉はさ、頑張って追いかけ過ぎたんだよ」 「……そうかな…」