『全くアイツは……』 シルスの眼球に 設置された カメラを見ながら、 シルスの父、 マグネスは 息子の行為に 失望していた。 マグネスは スタスタと 長い廊下を 歩いていく。 そして、 ある扉の前に 立ち止まると 暗証番号を うち、部屋の中へと 入っていった。 全面真っ白に 統一されたclearな 部屋の中央に ベッドが 置かれ、 そのベッドの上には あのシルス・グランジス が寝ていた。