病院では ハイロが シルスの到着するまでに この拘束された 腕をどうにか しようとしていた。 ハイロは 正面にある小型カメラの 赤いランプが 1回点滅したのを 見逃さなかった。 つまり、奴が近くに 来ているのだ。 ハイロは 疲れはてて 寝ているセレスの隣に 置かれた 薬用のオイルを みつけると、 精一杯体を 起こし、 口でそのオイルが 入ったプレートを とると、 腕にかけた。