シルス・グランジス



そして
ハイロの
異常に気がついた。





目だ。




左の目が
赤く腫れ上がり
下まぶたは穴が
空いている。




『まさか!』



女医は
ハイロの腫れた
下まぶたを
ゆっくりと
裏返した。




『……蛆が……』



女医は
透かさず、



ハイロの体に
全身麻酔を
すると、



麻酔がきいたあと、


ピンセットで
ハイロの
下まぶたに


住む蛆を
引き抜こうとした。