シルス・グランジス



ハイロの着衣は
袖を捲らなければ、



腕の状態を
見ることは出来なかった。








だが、
ハエは
腕にだけ



卵を産み付けていた
わけではなかったみたいだ。





ハイロは下まぶたに
違和感を感じたからだ。




下まぶたのなかで
何かが、動いているのが わかった。









ハイロは
日に日に
蛆による被害で
激痛に
耐えていた。