シルス・グランジス



介護ロボットは
音声認識機能が
ついておらず、



ハイロは
虫が腕のなかに
いることを
訴えることができなかった。





蛆は
日に日に、ハイロの
肉を食い荒らしながら、



成長していった。
蛆がいる皮膚は


最初赤く盛り上がって
いたが、


蛆の成長とともに
丸く、穴が
あきはじめている。






あろうことか、



真冬に半袖など
出す病院などない。