シルス・グランジス



『君はここにくる前に
デッサンのモデル
になるならば
どんなポーズもします。……そう言ったね?』





『えぇ。私、貴方の絵が好きなんです。だから喜んで。』




女性がそう言いながら
微笑むのを


待っていたかのように
老人は


描きあがった画板を
横に置くと



また新たな画板を
取りだし、


女性の元へと
近寄った。