今まで無音を 聞いていたハイロに とっては 小さな 虫の羽音でも 安らかな 子守唄に聞こえていた。 光のない 真っ暗な 部屋で ハイロは 腕に止まった ハエを 払おうともがいていた。 かさこそと 動くハエのせいで 痒いからだ。