シルス・グランジス

美しい青年、
彼は


女の腹の中で


トングを開くと

その刃先を


勢いよく
上へと振り上げた。



『ヴゥァアア…………』




女は蛇に首を
締め付けられたまま
圧迫し鬱血した
顔を歪めながら、




か細く叫んだ。



涙で濡れる視界から、


自分の腹から


突き出た血塗れの
2つの刃が


突き出ていた。