シルス・グランジス

地下深くで
爆発音がしたのを

マグネス達は
聞いていた。



「シルス!!」


マグネスは身を乗り出し
ハイロが引き止める中
必死に抵抗した。



「私が悪かったんだ!あんな風に
つくってしまった。
どんなに危険だろうとそれでもよかったんだ!抱きしめてあげればよかった。
シルスは…
シルスは言ってたんだ。

裸でいるのは父上に抱きしめられた時
直に暖かさが伝わるからと。


あの子は、
愛情が欲しかった。
ただそれだけだった。
それに応えられなかったんだ…」



マグネスは
泣いていた。






騒がしく危険な世界に
平穏と静寂が鳴り響く。