シルス・グランジス

シルスはマリアの
家に来ていた。

自分を慕い怖がらずに
屈託無い笑顔でシルスを
見つめるマリアに

彼は彼女だけに
自分の心をさらけ出した。

「皆僕を化け物みたいにみつめる。」
シルスは
ため息交じりに嘆いた。

「そんなことないよ。私はシルス兄ちゃん好きだよ。」

自分を本当の兄のように
接してくれるマリアに
シルスは泣きついた。

「・・・まずは
洋服だけでも着ようよ。」

マリアは裸のまま
抱きつくシルスに毛布を
被せた。