シルス・グランジス





『おっと……忘れていた。』




シルス・グランジス


彼は、


老爺の仮面を
全身から剥ぎ取った。



彼は一体何者か。


引き締まった体に


6つに割れた
腹筋、


白金の髪から
見え隠れする
金色をした瞳。



シルス・グランジス




彼は、
若く息を飲むほどの
美しい青年だった。