シルス・グランジス



『アイツは確かあの警官から聞く話によると、出掛けたらしいな?アイツが帰ってくるまでに大統領を助け出すぞ。』



マグネス達は
足早に大統領のもとへ
駆け寄ると


偽のバッチをかざし、


牢の鍵をあけると


大統領を
連れ出した。


『この牢にはもう1つ出入り口がある。となりの牢屋にその道がある。急いで走れ。』



3人は
となりの牢屋の鍵を
あけると


マグネスがしきりに
床を叩きはじめた。



『ここだ!』


マグネスはそういうと
ハイロがちょうど
吸っていたタバコを
取り上げる。



『ちょっ、』

『いいから』


ハイロの言葉を
さえぎるように
マグネスは
いいからと言い放った。