シルス・グランジス




『あの巨大な水槽は何だ?』


シルスは遠くにある
赤い液体が入った
水槽を指差した。



二人はおそるおそる
近寄ると中には


血の水中で泳ぎまわる
ピラニアを見つけた。



『だ、誰だ!!』


声のするほうへ
二人は振りかえると


そこには
二人の警官が立っていた。



『『警察だ』』


ハイロとマグネスは
ピッタリとハモりながら

警官バッチをかざした。



もちろん、
嘘だ。
偽物だ。


しかも端からみたら
双子の年老いた兄弟だ。



だが、
既に正常な判断力を
失っていた二人の
警官は信じきっていた。